学問ノススメ

【ラジオ版学問ノススメ】ラジオは情熱 ーピーター・バラカンさんの回を聴く

ラジオ版学問ノススメ Special Editionは、私がいつも聴いているPodcastです。ラジオで放送しきれなかった秘蔵トークをたっぷりと楽しめます。Podcastは毎週火曜日に配信されています。

ブロードキャスター、ピーター・バラカンさんの「ラジオのこちら側で」(岩波新書)を踏まえたお話。(2013/3/31放送)

Contents

・ラジオの原体験
・初めての日本
・ラジオの魅力
・FMラジオ番組の変遷
・今のラジオを取り巻く状況
・今後のラジオの行方
・放送という仕事を通して
・ラジオのこちら側の人に言いたいこと
・リスナーに言いたいこと
・ラジオを通して見えてくる日本
・思い出に残る先生

Rewords

・(日本に来て)初めて地下鉄に乗って、一列に全員黒髪の人が並んでいて、「違う所に来た」と思った。

・(ラジオの魅力は)音楽を紹介してくれること。

・日本のFMラジオは高級志向。これは他国のFMとはかなり違う。アメリカではFMは実験的に使われた。

・僕が言うDJ(ディスクジョッキー)とは、自分で音楽を選んで自分の言葉で語る人。日本ではこういうDJはほとんどいない。みんな分業。

・スポンサーを取るために番組を細切れにして5分単位で売ることはしたくない。番組を強化してリスナーを満足させることが第一。放送はリスナーのためにある。

・世界中の録音音楽の数は膨大。それを知らないでいるのはもったいない。音楽文化を維持したい。

・文章が知識だとすると、ラジオは情熱。自分がいい音楽だなと思うものを紹介するとき、その情熱が伝わる。日本のラジオはそれをやらないとダメ。

・日本の放送界の問題点は、複雑だったり物議を醸し出す問題が出てこないこと。人々の意識を変えるのに最も力を持っているのがメディア。言論の自由を忘れてはならない。

Impression

「ラジオは情熱」。

青春時代をFMからの80sミュージックとともに過ごした私にとって、凄く共感できました。

日本のFM放送はステレオで高音質というのがウリなわけですが、それが他国とは位置づけが違うというのは新鮮な驚きでした。

今では純粋に電波でのラジオを聴くことは少なくなってしまいましたが、ネットラジオとの共存の話も、なるほどなと思いました。

ラジオの「こちら側」の人はそれこそ音楽の「キュレーター」になるべきということではないかと思います。

業界への苦言も、ドラッカーではありませんが、ラジオにとっての顧客はスポンサーではなくリスナーである、というバラカンさんの強い信念に立ってこそのものでしょう。

熱く、濃い1時間でした。いやあ、実に面白かった。

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【ラジオ版学問ノススメ】ことばの持つ力 ーなかにし礼さんの回を聴く

ラジオ版学問ノススメ Special Editionは、私がいつも聴いているPodcastです。ラジオで放送しきれなかった秘蔵トークをたっぷりと楽しめます。Podcastは毎週火曜日に配信されています。

作詞家、作家、なかにし礼さんの「生きる力 心でがんに克つ」(講談社)を踏まえたお話。(2013/3/24放送)

Contents

・がん克服の経緯
・陽子線治療とは
・陽子線治療にたどり着けた理由
・生きる力とは
・文学を注入する
・ガンは侵略者ではない
・日本のいのちを取り巻く状況
・生まれ変わるという感覚
・思い出に残る先生

Rewords

・他人がどんなに権威があっても、自分が自分であるために、自分の判断力を活用する。

・突然、トーマス・マンの「魔の山」の一節「起きろ、目覚めろ」の声が響いて、パソコンに向かった。言葉のもつ力。

・文学で感動する、これが生きていることの喜びで、これを注入することで心が活性化して、心の入れ物としてのボディ、身体を元気にする。

・ガンは侵略者ではなく、良かれ悪しかれ僕自身であると思った時、ガンであることから逃げようとすることはなくなった。

・日本人は「個」の意識が低い、すなわち自分のいのちに対する意識が非常に低い。自分のいのちは医者のものではなく自分のものという意識を持つこと。

・生き返ったわけだから、生き返っただけの価値ある生き方をしたい。

Impression

陽子線治療という方法でガンを克服したなかにしさんのお話。死というものと正面から向き合ったご自身の体験から染み出てくる言葉は、説得力がありました。

トーマス・マンの小説の一節に目を覚まされ、それまで無縁だったコンピュータに向かい、治療法を探し求めたそうです。

ここに、なかにしさんはことばの持つ力がある、と言います。

そして、陽子線治療との出会い。

自分の身体は自分のもの、だから医者の言いなりではなく、自分の納得のできる道を選んだ。

命への執着と言ってしまえばそれまでですが、一度きりの人生、終わり方を他人に任せたくないというのは、昨今の「終活」とも通じるものがあるでしょう。

死を考えることは生を考えること。

何のために生きるのか。

自分が同じ立場になったとき、どう感じるかはわかりませんが、きっと今回の話は思い出すのではないかと思います。

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【ラジオ版学問ノススメ】日本人はサザエさん教 ー島田裕巳さんの回を聴く

ラジオ版学問ノススメ Special Editionは、私がいつも聴いているPodcastです。ラジオで放送しきれなかった秘蔵トークをたっぷりと楽しめます。Podcastは毎週火曜日に配信されています。

宗教学者、島田裕巳さんの「宗教はなぜ必要なのか」(集英社インターナショナル)を踏まえたお話。(2013/3/17放送)

Contents

・世界の宗教の状況・日本の宗教の状況・神仏分離は明治以降・宗教はなぜ必要か・災害と日本人の宗教観・宗教に入りたい人に対して・宗教を取り巻くトラブル・なぜ宗教学をやっているのか

Rewords

・日本人は初詣で明治神宮に300万人行く。世界で300万人集める聖地はそんなにない。それでも日本人は自分たちを「無宗教」と言う。

・伝統的なものを保持しているという点では、日本人は世界でもトップクラス。

・宗教はなぜ必要かと言えば、「死」があるから。「死んで終わり」とは思いたくないから。

・イスラム教やキリスト教では、宗教あってのモラル。日本人は宗教がないのにモラルがあるので不思議がられる。

・サザエさんは「バレる」ことを描いているのが重要なテーマ。悪いことをしたら必ずバレる、という気持ちがある。

・宗教は生活の一部だから、まず自分がどういう生活をおくっているのかを見つめ直して、宗教を考えるべき。

Impression

私はクリスチャンですが、正直、苦手なタイプの人です。なんか、この人の喋り方って、バカにされてる気がするんです。

そんな先入観で聴き始めましたが、終盤の「近親者が宗教に入っても、やみくもに怖がらずに、よく知ってみるほうがよい」というのは、おっと思いました。

まともなこともいうなあと。

ひと頃のオウムや幸福の科学などの極端なカルト宗教で、人々の宗教に対する見方は「アブナイもの」というイメージがついてしまいました。

しかしもともと宗教というのは生活に結びついて、人にある価値観を提供するものですから、「まずよく自分を見つめることから」という話には共感しました。

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【ラジオ版学問ノススメ】最後の1章を書くために ー沢木耕太郎さんの回を聴く

ラジオ版学問ノススメ Special Editionは、私がいつも聴いているPodcastです。ラジオで放送しきれなかった秘蔵トークをたっぷりと楽しめます。Podcastは毎週火曜日に配信されています。

ノンフィクション作家、沢木耕太郎さんの「キャパの十字架」(文藝春秋)を踏まえたお話。(2013/3/3放送)

Contents

・キャパとゲルダ
・写真を巡る論争
・キャパという人物
・出版のタイミングと最後のパート
・二つ目の謎
・「崩れ落ちる兵士」のキャパにとっての意味
・図版を入れた自身初の本
・カメラのこと

Rewords

・その場を離れるとすぐ忘れる、でも10年経って戻ってきても、昨日のことのように戻れる、そのメチャメチャないい加減さと、キャパも自分も「する人間」ではなく「見る人間」という共通した「苦み」を持っていることで、キャパに親近感を持った。

・出版に「待った」がかかったことで、もう一度現場に行って見たら、そこでわかったことが物凄く大きかった。何が幸いするかわからない。

・この本の9割は「崩れ落ちる兵士」についての追跡だけど、10章でその後のキャパのことを書くためにその9割がある。

・みんなに「一気に読めた」と言われる。それは短い文章と図版が交互にある構成にしたから。

・1本のキャプションによって、写真の意味が変わってしまうことがある。

・写真は、人との距離を近くするために使う道具かもしれない。

Impression

私でも名前を知っている戦場カメラマン、ロバート・キャパ。

実はユダヤ人で、キャパというのがアーチストネームだったとは初めて知りました。

キャパを有名にした1枚の写真「崩れ落ちる兵士」を巡る論争に、沢木さんなりの仮説と検証を行った本。

2月にやったNスペは、見逃しました。ああ、今更ながら悔しい。

でも今回の話はとても面白かった。

そこまで言っちゃっていいの?というくらい、恐らくかなりネタばれになっていると思うんですが、不思議なことに、何としても読んでみたくなりました。

こういう出会いがあるから、この番組やめられないんです。

沢木さんの情熱がそのままダイレクトに伝わってくる内容でした。

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【ラジオ版学問ノススメ】戦闘体制の女性たち ー桐野夏生さんの回を聴く

ラジオ版学問ノススメ Special Editionは、私がいつも聴いているPodcastです。ラジオで放送しきれなかった秘蔵トークをたっぷりと楽しめます。Podcastは毎週火曜日に配信されています。

作家、桐野夏生さんの「ハピネス」(光文社)を踏まえたお話。(2013/2/24放送)

Contents

・本の紹介ーママたちの暗部
・若いママたちへの共感
・女性たちのウソと見栄
・女性の「ハピネス」とは
・デビュー20周年
・本の書き方
・今後書きたいテーマ
・思い出に残る先生

Rewords

・一旦格差社会に置かれて、外れてしまったらもう立ち上がれない、というママたちが置かれている危うさを描きたかった。

・今のママたちは、油断なく目配りしている感じがして、気の毒に思うこともある。無間地獄。常に戦闘体制でいなければならないところが厳しい。

・本当の「ハピネス」とは、「人間関係の充実」だと思う。

・「ハピネス」というタイトルだが、実は「フェアネス」について書いてある。

・3.11はショックだった。(作家として)虚構を書いているので、その虚構の地盤が崩れる思いがした。

Impression

本の内容を詳しく語ってはくれないのですが、どうやら主人公のママは夫に言いそびれた過去の秘密があり、それが原因で夫は家を出て行ったようで、そこにタワマンのママたちが絡んで、という話のようで、あまり意外性はなさそうな印象ですが、どうなんでしょう。

それにしても、ママたちの世界は、私のようなオジサンには窺い知れない、不思議な、いや、一種不気味な世界だというのは、うちの奥さんの話を聞いていても感じます。

何でそんなことでそんな風になる?というようなこと、ええっそんな人いるの?と思うことががたくさんありますから。

うちの奥さんは結構図々しい方なのですが、それでも嫌な思いをすることがあるらしいので、気の弱い人、神経質な人はほんと参っちゃうと思います。

女性は、あるある、と思いながら読むのかも知れません。

ちなみに、うちの奥さんも桐野さんのようにいつもお話を考えながら「妄想」している人なので、今回のを聞かせてみようと思います。

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【ラジオ版学問ノススメ】相手は三等賞 ー西原理恵子さんの回を聴く

ラジオ版学問ノススメ Special Editionは、私がいつも聴いているPodcastです。ラジオで放送しきれなかった秘蔵トークをたっぷりと楽しめます。Podcastは毎週火曜日に配信されています。

漫画家、西原理恵子さんの「スナックさいばら」(角川書店)を踏まえたお話。(2013/2/17放送)

Contents

・本の紹介ー女の人生の取扱説明書
・若い娘が結婚相手を選ぶ困難
・女の幸せの条件
・厳しさと優しさ
・今が幸せ

Rewords

・若い女の子はできるだけ二股、三股かけてほしい。相手の悪いところを客観的に見る目ができるから。

・相手は三等賞と心得る。

・結婚はフェアトレード(等価交換)。年収500万の人と結婚したければ自分も500万稼いでおくことが必要。

・止まっていると憎しみとか悲しみが後ろから追いかけてくるから、いつも走っている。

・みんなで楽しく晩ごはんを食べるために生きている。

・大事なベスト3以外は捨てることにした、そうしないと生きていけないから。

・生まれ変わるとしてもまた女がいい。

Impression

何かトラブルがあったのでしょうか、週末になってやっとPodcastに配信されたのを待ちかねて聴きました。

かなり大変な人生を生き抜いて、「オバサン」という世界最強ポジションについた西原さんからの「ずるい生き方」、強烈でした。

確かに結婚は人間と人間が顔を付き合わせて何十年も一緒に生活するわけですから、失敗はしたくないですよね。

たまたま今日のネットニュースにあったのですが、

既婚者に聞いた、結婚してみたらどうでもよかった結婚相手の「条件」

のベスト3が、「顔が良い」「背が高い」「若く見える」というのですから、西原さんの言いたくなることもわかります。

何が幸せって、みんなで楽しく晩ごはんを食べることだというのは、多いに共感するところです。

不思議な引力を感じさせてくれるお話でした。


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【ラジオ版学問ノススメ】かいじゅうとのたたかい ー椎名誠さんの回を聴く

ラジオ版学問ノススメ Special Editionは、私がいつも聴いているPodcastです。ラジオで放送しきれなかった秘蔵トークをたっぷりと楽しめます。Podcastは毎週火曜日に配信されています。

椎名誠さんの「三匹のかいじゅう」(集英社)を踏まえたお話。(2013/2/10放送)

Contents

       
  • 三匹のかいじゅうたち
  •    
  • 「異文化」に気付く
  •    
  • 子育てと孫育て
  •    
  • 三匹の性格
  •    
  • 原発事故を通して
  •    
  • かいじゅうたちから学んだこと
  •    
  • じいじとして守っていきたいこと

Rewords

・彼らを見ていると、明日を感じる。

・子供たちに、今どういうことが起きているのかを、大人が大人の言葉できちんと伝えていくこと。

Impression

うーん、今回は微妙です。椎名さんにとっては新鮮な体験なのでしょうが、結局ただの「じいじの孫自慢」になってしまっていて、聴いていてこっちが恥ずかしくなるほどでした。まあ、当代の大作家をもただの「じいじ」にしてしまうのが、孫育ての魔力なんでしょうね。

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【ラジオ版学問ノススメ】複線人生を行く ー福原義春さんの回を聴き直し

ラジオ版学問ノススメ Special Edition、今週の坂田明さんの回は、ミジンコの話は面白かったのですが、後半の人生論のところは今いちノリきれなかったので、以前に聴いた福原義春さんの回(2011/1/25放送)を聴き直し。

最初から最後まで含蓄のある言葉を聴かせてくれる、学問ノススメの中でも私のイチオシの回です。

仕事だけの人生ではなく、いろんな興味を持って人生を「複線」化して歩もうではないか、切り替えることがリフレッシュにもなるし、寧ろそれらがいい相互作用を生みだしていく場合が多い、というお話。

福原さんの読書法は「ながら読み」。半日とって「さあ読むぞ」と意気込んでも、意外と集中できないようで、いつも本を傍に5、6冊置いておき、通勤時やスキマ時間に好きなものを読むそうです。

私も2010年ごろから読書量が増え出しましたが、根が真面目?なせいか、1冊を読み終わってからでないと次にいってはいけないような気がしていました。

でも、この福原さんの話を聞いて、「同時並行でもいいんだ」と納得してから、興味ある本はどんどん手を出していくようになりました。

今はいつでも、枕元に読みかけの本が積んであります。

私の通勤は10分歩き、10分電車、乗り換えて10分電車、会社まで10分歩き、という刻みなのですが、電車の20分が結構読めるんですよね。

少しずつでも、毎日のスキマ時間を積み重ねれば、無視できない量になります。

まあ、iPhoneでニュースを読んでいることも多いんですけどね。

そうそう、最近入手したこのニュースアプリ SmartNews は、データをダウンロードするので電波の弱いところでもニュースが読めるんです。

タイル状の見出しもなかなかGoodです。

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【ラジオ版学問ノススメ】命が透けて見える ー坂田明さんの回を聴く

ラジオ版学問ノススメ Special Editionは、私がいつも聴いているPodcastです。ラジオで放送しきれなかった秘蔵トークをたっぷりと楽しめます。Podcastは毎週火曜日に配信されています。

ミュージシャン、坂田明さんの「人間とミジンコがつながる世界認識 私説 ミジンコ大全」(晶文社)を踏まえたお話。(2013/2/3放送)

Contents

・本の内容
・ミジンコとの出会い
・ミジンコとはどういう生き物か
・ミジンコのどこに惚れたのか
・ミジンコが音楽に及ぼす影響
・音楽とは
・今の社会について
・今年の予定
・思い出に残る先生

Rewords

・ミジンコは通常メスだけで増える、つまりクローン。でも環境が悪化するとオスが出現して交尾して卵を産んで休眠する。

・ミジンコをコップに入れてかざして虫眼鏡で見ると、宇宙が見える。

・体が透けているので、顕微鏡で400倍くらいに拡大すると、排卵しているのが見える。命そのものが透けて見えるのに感動した。

・サイレントであるところに神秘がある。

・音楽には娯楽の要素と祈りの要素がある。

・客観的などというものは存在しない。すべての人の認識の仕方には違いがあることを前提として、全体として一体となっていることだけはわかる、それでいい。

・自分は音楽をやることが目的ではない。生きること、人間であることが目的。

・俺は北極星を目指して生きているんだ。

Impression

前半はミジンコ、後半は生き方のお話。

ミジンコがメスだけでクローンで増えるという驚きの事実など、「へぇ」を連発する面白い内容でした。

ミュージシャンの傍で、私説にしても「大全」と名のつく本が出せるほどで、その道の学会からも認められているという博識ぶりは尊敬します。

見ていると時間を忘れるというミジンコの魅力は、生命の活動が文字通り透けて見えること。血球や、排卵の様子、心臓の動く様子が見えると言うのですから、そりゃあ面白そうです。

そう言えばファーブルも、地道な観察によって歴史に残る仕事をしたことを考えると、正に「好きこそ物の上手なれ」ですね。

心から熱中できるものを持っている人は強いな、と思います。

時々突拍子もない言い回しが出てきて蒲田さんがあぜんとしたりして、楽しいお話でした。

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【ラジオ版学問ノススメ】若者よ、本屋さんに行け ー福岡伸一さんの回を聴く

ラジオ版学問ノススメ Special Editionは、私がいつも聴いているPodcastです。ラジオで放送しきれなかった秘蔵トークをたっぷりと楽しめます。Podcastは毎週火曜日に配信されています。

青山学院大学教授、生物学者の福岡伸一さんの「福岡ハカセの本棚」(メディアファクトリー新書)を踏まえたお話。(2013/1/27放送)

Contents

       
  • 本の虫 事始め ー 蝶の図鑑との出会い
  •    
  • 「マップラバー」と「マップヘイター」
  •    
  • どんな人にどんな風に読んで欲しいか
  •    
  • 「ドリトル先生」との出会い
  •    
  • 生命は「マップヘイター」だった
  •    
  • 「マップヘイター」としての読書の楽しみ
  •    
  • 「生きた本」とは
  •    
  • 子供たちへの読書のすすめ
  •    
  • 北斎展
  •    
  • ハカセの本を巡る旅のこれから

Rewords

・図鑑には世界が等間隔で並んでいる。

・遺伝子の「マップ」がすべて完成しても、生きるということのダイナミズムは何も分からなかった。

・いろんな読み方ができる、読む度に新しい発見がある本が「生きた本」

・自分の棚を見つけて欲しい。そこで意外な本に出会える。若者よ、本屋さんに行け。

Impression

「マップラバー」と聞いて、「あ、自分のことだ」と思いました。

地図を見ているのが好き。デパートに行くとまずフロアマップを見る。改札を出るとまず周辺図を見る。旅行や出張では必ず地図を入手する。年末に買う手帳は必ず鉄道地図付きのもの。カーナビは使わず地図を見ながら自分で行く。

しかし福岡先生は、分子生物学を通して、マップラバーからマップヘイターへと「大人になった」とのこと。

細胞の地図である遺伝子解読が完成した結果、細胞の性向がマップヘイター的だとわかったそうです。遺伝子という「どんな細胞にでもなれる地図」を持っていながら、実際はローカルな範囲を知っているだけで、周りを見ながら分化していく。

考えてみれば現代の人間も、Googleマップという、ある意味完全な地図を手にしているけれど、どこに行くかを決めるのはごく自分の周辺の影響だなあと思って、面白かったです。

 

Book

 

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